mBotには、Makeblock社が考えた拡張モデルを組み立てる為の、機能拡張アドオンパック(Add-on-Pack)が3種類発売されています。アマゾンで普通に購入できるので、mBotの基本セットに飽きてきたころに、買い足すのが良いと思います。

■サーボモーターを取り入れたロボットを作ることが出来るServoPack(サーボパック)

 

光センサーと音声センサーを取り入れて、手軽にインタラクティブな機能を持ったロボットが実現できる Interactive Light & Sound Pack(インタラクティブ ライト&サウンドパック )

mBot 機能拡張パック 光センサー

 

■タイヤの部分を機構部品に変えて、蟻のような動きをするロボットなどを作ることが出来るsix-legged Pack(シックスレッグパック)

mBot 機能拡張パック Six-legged Robot

各パックで3つのロボットが作れますので、全部買うと9種類、mBotの機能を拡張する事が出来ますね。このページでは、サーボパックを紹介します。

mBotにサーボモータを追加して機構部を駆動させる

mBot本体は、ギアモーターを使って走行させるだけなので、それ以外の部分は駆動しません。このサーボパックでは、mBotの本体部分にサーボモーターというものをつけて、様々な部品の駆動のさせ方を学ぶことが出来ます。

mBotの機能拡張パックで使うサーボモーターとは

パーツとしては、このようなモノが入っています。

mBot Add-on-Pack servo パーツリスト

 

このパックの特徴は、サーボモーター(9gサーボパック)が入っている所です。サーボモーターは取り付けた部品の位置(角度)、速度等を制御する用途に使用します。

Makeblock 9g-micro-servo-pack 画像

※出典:Makeblock社HP https://www.makeblock.com/

 

サーボモーターでも高性能なものはヒト型ロボットなどの関節部分よく使われます。一方、この9gマイクロサーボというのは、安価で初級者向きのサーボモータです。

モーターって、mBot本体にもついているけど、それとどう違うの?という疑問もわくかと思います、凄く簡単に言えば、mBotのタイヤを回すギヤモーターは、スピードと前回転、逆回転の設定が出来ましたが、このサーボモーターでは、モーターの角度を制御する事が出来るんです。ただ回るのじゃなくて、止めたい角度で止めるようにすることが可能です。mBlockブロックで言うと、こんな感じの設定ができます。

mBot サーボモーター制御のブロック 画像

サーボモーターの接続方法ですが、mBotの制御ボードであるmCoreには、RJ25コネクタを介して接続します。このようなイメージ

サーボモーターとRJ25アダプタ mCore接続写真

RJ25アダプタには、スロット1、スロット2があるので、サーボモーターを接続したスロット番号を、mBlockのサーボブロックで指定するんですね。ポートの指定は、他のセンサー同じです。mCoreでいうと、ポート1~4のどれかに接続すればよいですね。

サーボモーターを使う際は、最初に、角度の設定をする

サーボモーターの角度をmBlockで設定して、諸々のロボットプログラムを作りますが、Add-on-Packの例の3つのモデルを作るには、まずは、サーボモーターの角度を90°に設定してから、サーボモーターに機構部品を取り付ける必要が有ります。

 サーボモーターの回転軸に機構部品を取り付ける時も取り付け位置・角度方向があるので、元々のサーボモーターの軸の角度がずれたまま、説明書の通りに機構部品を取り付けると、組み立てたロボットが、思うような角度に動かなくなります。

 組立説明書に書いてある機構部品の向きは、サーボモーターの角度が90°に設定している事が前提になります。

 これ結構分かんないで最初に進めて、組みあがった後に、角度が合わないなん経験をされた人は、結構いるんじゃないでしょうかね。私もその経験者の一人。

調整の仕方は、簡単です。mBlockを例にすると、まずは、このようにモーター・RJコネクタ・基板を接続

mCore-RJ25アダプタ-サーボモーター接続図

※出典:Makeblock社HP https://www.makeblock.com/

 

例えば、RJ25のスロット2にサーボモーターを接続して、mCoreのポート4に接続した場合は、mBlockでこのような設定をして、実行するだけです。それだけで、90°方向に軸が動き設定されます。

サーボモーター設定の為のブロック画像

この後にこの図のように機構部品をつけていくわけです。

mBot サーボモーターに機構部品を取り付ける図

※出典:Makeblock社HP https://www.makeblock.com/

 

ちなみに、mBotの機能拡張パック Add-on-Pack servoパックの日本語版ですが、一つだけ、注意したい所があって、↑で説明したサーボモーターの角度を設定する部分が、付属の取り扱い説明書には記載がなく、ネットからダウンロードしなければいけない点です。

まあ、そこは、仕方ないかなと言えば仕方ないですが、出来れば、サーボモーターの角度を調整しなければならないという事は、付属の取説に最初の段階で丁寧に説明すべきかなと思います。絶対知らない人は、はまる部分だと思うけどなあ。

詳しくは、mBot Add-on-Pack servo 説明図(英語版)に書いてあるので、それをダウンロードして見れば、迷う事は無いとは思います。

mBot機能拡張サーボパックの3つのモデルをレビュー

首振りキャットロボ

個人的にはこのモデルが一番好きです。mBotよりもさらにロボットらしい動きをプログラミングすることが出来ます。

mBot機能拡張パック 首振りキャットロボ画像

mBotの基本モデルは、本体シャーシに超音波センサーがねじ止めされますが、このモデルは、それを一旦外し、このような形で、サーボモーターに機構部品を介して接続します。

超音波センサーとサーボモーター接続

そしてそれを、mBotの本体シャーシに取り付けます。

mbotシャーシとサーボモーター接続 超音波センサー取り付けの画像

これを、Makeblock社が公開しているサンプルプログラムをちょっとアレンジしてインストールするとこんな動画の動きが可能になります。楽しいなこれまじで。

 

ライティングキャットロボ

ライティングキャットロボは、mBotの後ろに、RGB LEDモジュール(LEDが4つついている)を取り付け、そのモジュールをサーボモーターで動かすモデルです。

mBot機能拡張パック ライティングキャット画像

Makeblock社から提供されているのサンプルプログラムでは、mBotにプログラムをインストールするのではなく、PCのmBlockでプログラムを実行します。↓の動画のような動作が出来ます。

 

ダンシングキャットロボ

ダンシングキャットロボは、連結インケージをネコの手に手に見立て、それをサーボモーターで動かすモデルです。mBot機能拡張パック ダンシングキャット

Makeblock社からのサンプルプログラムでは、超音波センサーで検知した障害物の距離によって、ダンシングキャットが、前に行ったり、後ろに下がったり、右に回転したりといった動きをさせる事が出来ます。

 

mBot サーボパックで新たに学べること

mBotの機能拡張パックである、Add-on-Pack servo packで新たに学べる事は、何といってもサーボモーターの制御です。サーボモーターの制御を学ぶことで、mBotを、ただ走行するクルマから、より様々な機構部品の動かして、よりロボットらしい動きをするモデルにしていくことができます。

mBotの機能拡張パックの中でも、一番、発展的なプログラミングが学べそうなのがこのサーボパックだと思います。