mBotを自由に走らせてみよう
このページでは、mBotを走らせるプログラムに挑戦します。
mBotの設定やmBlockのプログラミングの基本的な部分は、以下のページをご参照下さい。
準備その1 mBotの組み立てからPC接続まで
準備その2 ファームウェア更新からログイン設定
基本1 mBotのLEDを光らせてみよう
基本2 mBotのブザーを鳴らせてみよう
mBotを組み立てたとき、DCモーターを、タイヤの軸につなげました。mBotを動かすときは、このタイヤにつながったDCモーターの回転する速さや、回転する時間をプログラムします。

mBotのDCモーターは、6V/200RPMという性能です。
これは。6V(単三乾電池4本)を使って電流を流したとき、1分間に200回)転するという意味です。RPMの数字が大きいと、それだけモーターのパワーが強いということになります。モータ-の種類には、DCモーター以外にも、色々あります。ロボットプログラミングでよく使うモーターは、主に、2つです。
■DCモーター
・スピードと前回転、逆回転の設定が出来る
■サーボモーター
・モーターの角度を制御する事が出来る。ただ回るのではなく、止めたい角度で止めるようにすることが可能です。サーボモーターは、人型のロボットの関節部分などに組み込まれたりしています。

Makebloxk社製 サーボモータ
因みに、mBotには、基本キットの拡張パックとして、サーボモータパックがあります。そちらのレビューもご参考下さい。
mBot 機能拡張パックレビュー サーボパック編
・mBot_v1.1 日本国内正規品 Bluetooth版 購入時期は2019年8月
(新型Bluetoothモジュール)
・mBlock_v5.1 (ローカル版)
・オンラインのファームウェアバージョン_06.01.107
・Windows10
・アップロードモードオフ(USBケーブルが邪魔な場合は、PC内蔵Bluetoothか、Makeblock社のBluetooth変換のUSBドングルで接続をお勧めします)
mBotプログラミング④ mBotを動かしてみよう
mBotを動かすには、「動き」パレットにあるブロックを使います。まずは、どのブロック実行する、mBotがどんな動きをするかを、確認しましょう。
■速やさと時間を設定できるブロック
例)前向きに50%の速さで、1秒動かす
mBotが「前向きに1秒」走行できたら、
「動き」ブロックパレットの中にある、
「後向き」「左向き」「右向き」ブロックを使って、mBotがどんな動きをするか、確認してみましょう。
前・後・左・右の動きが確認できたら、「●●秒動かす」の、時間(秒))の部分を、2秒や3秒に変えて試してみましょう。時間でmBotの走行距離を変えることが確認できたら、今度は、「〇〇%の速さ」の部分の数字を変えて、mBotの動作を確認してみましょう。数字が大きいほど、mBotが速く走行し、小さいと、遅く走行します。

■時間を指定しないブロック
これから、学習が進むと、時間を指定しないプログラムを作りたくなるはずです。その場合は、下のブロックを使うと、ずっと、動き続けます。

うえのブロックを使ったプログラムで、動きを止めたり、時間を指定したりするには、どうしたらよいでしょうか?
その場合は、動きブロックパレットにある、「動きを止める」 と、制御ブロックパレットにある「〇〇秒待つ」を使います。

例えば、前向きに、1秒動かす場合、は下のようなプログラムになり、ブロックと同じ動き方になります。

■左と右のタイヤの速さを変えるブロック
これまで見てきたのは、左右のタイヤが両方、同じ速さで動くブロックでした。
「動き」ブロックパレットには、もう一つ、左右のタイヤの速さを変えるブロックがあります。

例えば、上のブロックの右のタイヤの速さを、早くしてみるとどうなるでしょうか?

確認すると、左方向へカーブすることが分かるでしょう。
また、どちらかのタイヤの速さを「-」にすると、タイヤが逆回転し、mBotがスピン(その場で回転)します。これは、右向きあるいは左向きに動かすブロックと同じ動きになります。

尚、負の数は、中学校で習いますので、小学生には、難しいかも知れません。ロボットプログラミングの最初の段階で、負の数が理解できていなくても、先に進めますので、ここでは、「-」を入れると、「タイヤが逆回転する」という程度の理解で構いません。
ここがポイント 正解はひとつとは限らない
このSTEPで学んだように、ロボットに思った動きをさせたい場合、それを実現するプログラムは、一つじゃありません。
学校のテストでは、一つの正解が何かを考えますが、ロボットプログラムでは、自分が思ったように動けば、そのプログラムが正解です。
色々なプログラムの方法を考えながら楽しんで学びましょう。
ティンカリング ~色々mBotを動かしてみよう~
・前向きに3秒動かす→後ろ向きに1秒動かす
・前向きに2秒動かす→右向きに1秒動かす
・前向きに1秒動かす→右向きに1秒動かす」を4回繰り返す
・STEP2で作ったきらきら星を演奏させながら、メロディに合わせて、mBotにダンスさせてみる
・四角く走らせてみる